So-net無料ブログ作成

ネット情報 5月 №1 [コーヒータイム]

ネット情報 5月 №1                   コーヒータイム

*井上靖原作 上映映画「わが母の記」  雑感

  ゴールデンウイークに入った4月28日からロードショーにラインアップされた「わが母の記」は認知症になった母と向き合った息子の心の旅路をたどった感動作。売れっ子作家として世田谷で多忙な日々を過ごしていた作家伊上洪作(役所広司)は、伊豆の清涼豊かな自然の懐でわさび田を育てていた父危篤の報に駆けつけ、久しぶりに会った母(樹木希林)のかすかな異変に気がつく。過去に行き来しだした母の世話はその後姉妹達が引き受けたが、ついにおはこがまわってきて引き取ることになる。洪作には小さい頃に父のいる台湾に渡った母が息子を曾祖父に縁ある女性に預け姉妹だけを連れていった事が深い心の傷となっていた。母を引き取らざるをえなくなり、目の前の息子をもはや認識できない母に「あなたは息子を捨てたのですよ」と迫ってしまう洪作だった。帰宅願望、徘徊・・母の言動に次々と振り回されながら、やがて過去に生きている母の心の中に息子への深い愛があったことを知った洪作は長年の心の隙間を埋める事ができたのだった。

映画の舞台は昭和3,40年代、亭主関白な夫が大国柱の中流階級の大家族、実際の世話は姉妹、孫娘達、お手伝い、書生が奮闘するが、家族介護が普通の時代、不可解な認知症の言動に右往左往しているがボケたおばあちゃんを家族達は見捨ててはいない。今は介護保険制度が導入され、認知症の医学的解明・知識も進み、お金があっても主流は老老介護、子供世代の介護参加はめずらしくなり、男性介護者も当たり前。無縁社会にむかっている現代、明日の私達に家族のテーマは描かれるのだろうか?

*認知症介護の視点からみると、映画「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」(ネット情報3月NO5)は認知症の方が心もとない現実の日常生活と過去の生きた実感に行きつ戻りつしながら、不安、猜疑心、孤立感、孤独感の中で必死に自分の立ち位置を探っている老境の深い悲しみが伝わってきます。介護家族や介護にたずさわっている専門職の方々の研修としてもお勧めです。 
横浜の109シネマズMM横浜(045-664-0109)で~5月4日(金)16:55~18:55 
(いずれDVD視聴が可能かもしれません)

えびね2.jpg






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0